OpenAIは、GPT-5.5のサイバーセキュリティ特化ファインチューニング版であるGPT-5.5-Cyberを、認定セキュリティ機関や政府ユーザーに対して信頼アクセスエコシステムを通じて段階的に公開している。この動きは今年2月に開始されたサイバーセキュリティ信頼アクセスプログラムを延長し、権限レベルをさらに細分化するものだ。これは、ハイリスク領域におけるフロントモデルの公開入り口が狭まっていることを意味する。
能力と管理の並行
GPT-5.5のサイバーセキュリティタスクにおける向上幅は既に注目に値する。OpenAIの公開システムカードによると:
| ベンチマーク | GPT-5.4 | GPT-5.5 | 改善 |
|---|---|---|---|
| CyberGym | 79.0% | 81.8% | +2.8pp |
| 拡張CTFチャレンジ | — | 88.1% | 新規 |
OpenAIの内部準備度フレームワークにおいて、GPT-5.5のサイバーセキュリティ能力は「High」リスク等級に評価されている。
信頼アクセスエコシステム:誰が使えるか
GPT-5.5-Cyberの配布経路は公開APIではなく、階層化された信頼アクセスだ:
- 最高レベル認証ユーザー:GPT-5.5-Cyberの全機能に直接アクセス可能
- セキュリティベンダーおよび研究機関:審査通過後にアクセス申請可能
- 政府および「ファイブ・アイズ」情報共有パートナー:OpenAIは最近連邦および州レベルの機関にこの製品を推介している